あおてん農園の紹介

あおてん農園はこんな感じです

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  もう生き方を変えなきゃって真剣に考えました。いつまでも環境を汚し続けていては、国が滅ぶのは自明の理です。経済一辺倒から、未来の子供たちに循環可能な自然環境を残す事へ価値観をシフトしていくためには、農業から始めるしかないって思いました。
 子供に放射線被曝の影響が出てからでは遅いと思い、農業をするための移住先を四国に絞って探し、縁あって四国山地のド真ん中を選択するに至りました。

 2012年に勤務先を辞職し家を処分して、妻と子供2人(当時中学生)で埼玉県川越市から高知県大豊町に引っ越しました。西日本に友人知人なんて1人もいなかったので心細かったですね。でも住んでみて実感したのは、環境が抜群にいいこと。とにかく空気と水がきれい!
 正直言って不安だらけな再スタートでしたが、
2年間慣行農法の法人にて「農業研修」を受け、2015年春に認定農業者になりました。わぁ、ついに農家になっちゃった!って感じで嬉しかったですね(^-^)
ハウスを自力で建設
 農地を借り受け、中古のハウスを解体運搬費10万円で譲ってもらい(こういうのもタイミングですよね)、ハウスを建て始めた矢先に大ケガで4か月自宅療養(´Д`)
 それ以降右肩が上がらなくなり、息子の手を借りながら少しずつ建てていきました。

水はけの悪さが尋常ではない
 自然環境は抜群にいいのですが、雨が多くて水はけが最悪。これでは好気性微生物が溺死して作物が腐ってしまいます。
 水はけをよくするために、ハウスの周囲をユンボで80cm掘ってもらいました。私はユンボに乗れないので、私に代わり掘削してくれた青年には今も感謝の気持ちでいっぱいです(^-^)


        
2015年、なんとかハウスの完成に漕ぎつけました                          
   息子と二人で屋根にビニールを張り終えた時は感動しましたね(^-^) 息子は何をするにも手が早く、現場でけっこう動いてくれたので助かりました。
   たんじゅん農法では、無肥料に加えて潅水(水やり)も播種定植時以外にはしません。ハウスは雨をコントロールできるので、日本のような降水量の多い所では、とても重宝します。




排水性確保のため機械で溝切り ようやく土をいじらせてもらえました(笑)
 ハウスの中の土は、表土(植物を育む事のできる部分)がたった15cm。その下はツルハシじゃないと砕けない50cmの粘土層。これでは雑草も育ちません(T_T)
 これであきらめる私ではないので、トレンチャーを使って溝を掘り、排水性を確保!と思いきや、大きな石がゴロゴロ状態で、溝も満足に掘らせてもらえませんでした(´Д`)



溝にササ(炭素資材)を投入
   とにかく曲がりなりにも溝が掘れたので、畑の周囲に自生しているササを刈り取り、掘った溝に詰めこみました。ちょいと天日塩も、気分で何となくふってみました(笑)



トラクターで耕耘して畝を立てました
   ハウス内が粘土臭くて、これで作物が育つのだろうかと(笑) 団粒化に何年かかるんだろうって感じでしたが、土が答えを出してくれるまで待つしかありません。



ところがどっこい、大根と白菜がすくすく育ってしまいました!

 写真をご覧いただくと分かりますが、作物だけが元気で雑草が全く生えていません。俗に自然農は虫や雑草との終わりなき戦いなんて言われますが、土の微生物次第でどうにでもなると思います。
 極めて条件の悪い水田が、ハウスを建てて水はけを整えただけで、野菜ができてしまいました(^-^) これには周囲の人もビックリでしたが、一番驚いたのは私です(笑)

炭素循環農法の提唱者、林幸美さんの言葉

 2014年、サンパウロ在住の林さんが来日の折、私の畑に立ち寄って下さいました。私に「ハウスを建てて周囲を掘り、降った雨が谷に流れ落ちるようにしたら大丈夫だよ。ここはいい野菜ができるよ」とおっしゃっていた事を思い出しました。さすが見えない世界が見える林さん。炯眼としか表現できません(^-^)

 

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