炭素循環農法に基づいた農業を目指しています

キーワードは微生物たちによる「発酵」です

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あおてん農園は循環型農業を実践しています


微生物にエサ(炭素資材)を与えて増殖させ、作物との共生関係を促す農法です
 近隣の山で発生した剪定枝や廃材、圃場内に自生する竹や笹などは、微生物のエサとなる炭素比率の高い有機資材です。これらを砕いて圃場の表土に施すことで、微生物が増殖しやすい環境を提供します。

 炭素資材に最初に食いつくのが糸状菌(キノコ菌)です。糸状菌は素早く地中にもぐり酸素と水の通り道を確保します。その後に糸状菌の死骸を食べる菌など、好気性微生物などが陸続と集まってきます。微生物の種類と数が増えるほど土は発酵質になり、土の団粒構造が深度に及んでいきます。

 作物は養分と共に水分の供給も微生物たちから受けるので、潅水(水やり)の必要もありません。人為的に化学肥料や堆肥・水を与えなくても、作物が健康に育っていく機序は厳然と存在します。

「人間基準」から「自然基準」の考え方へ
 農業の経済性を優先するため、肥料や堆肥を使った肥育・促成栽培が「人間側の基準」で行われてきました。しかしそれは病害虫や連作障害などが副作用として表面化し、また肥料や堆肥由来の硝酸態窒素などによる、河川や地下水の汚染も年々深刻化しているのが実態です。


「自然の中で命を生かし合う仕組み」をそのまま利用した「自然側の基準」の無肥料栽培は、野菜が素直に健康に育ちます。そのため病害虫も発生せず、結果として農薬を使わずにすみます。野菜にも環境にも一切の負担をかけない農業。これが炭素循環農法です。

肥料・堆肥(美食・飽食)は万病の元

 肥料や堆肥は、作物の生長を短期間のうちに促進させる効果があり、人で例えるなら、さしずめ栄養たっぷりのグルメ食と飽食、といったところでしょうか。
 食生活が原因で生活習慣病に罹患する現代人と同じで、肥料や堆肥で野菜を栽培すれば、見かけは立派に育っても病害虫に弱い野菜に育ってしまいます。結果として農薬で防除・消毒をせざるを得なくなるというのが、慣行農法に於ける悪循環であると考えます。 

 自由に移動できない植物は、微生物と共生する事で世を継いできました。その何億年もの年月を経た自然界の命が支え合う仕組みを、私は畑で再現したいと思います。

炭素循環農法とは
 炭素循環農法は、ブラジル・サンパウロ在住の林幸美さんが提唱され、その膨大な理論をHPにて公表されています。詳細は「既成概念」を捨てて、下記リンク先をご覧下さい。
  → 炭素循環農法(百姓モドキの有機農法講座)
  → 心=光 (炭素循環農法の元となる「光」のHP)

 

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